« 肺炎悪化 | トップページ | 平穏という選択 »

2013年2月21日 (木)

強い子

Imag1151s

昨夜8時ごろだったでしょうか。サークルから出て、おトイレの部屋まで歩いてゆき、オシッコと、ちょっとだけ下痢ウンチを済ませ、部屋を出た時の事でした。

突然、嘔吐をし始めたのです。それまで嘔吐はほとんどなかったのですが、何も吐くものがないというのに、何回も何回も、嘔吐が続きました。泡状のヨダレがひっきりなしに出て、10分以上続いたと思います。

ようやく治まったという時、その場に倒れこんでしまいました。「しゃっくり」のような変なヒクッ、ヒクッという動きが続いていたので、呼吸が落ち着くまで、しばらく待ってから、抱き上げてサークルに戻しました。

お腹全体が、離れても聞こえるくらい大きな音でギュルギュルなっていました。胃のあたりがグーグーと音を立てていたので、もしかして胃捻転??と思ったのですが、嘔吐した時に水を吐いたので(胃捻転の場合は何も出てこない)、多分違うと思いました。もし、胃捻転を起こしているのなら、手術ができないハジメ君には、何もできることがありませんでした。

意識がほとんどないか、朦朧としているようでしたので、もしかしたらこのまま逝ってしまうのかと、意外にも冷静に考えてしまいました。そうなんです。本当に冷静に・・・もしかしたら死んでしまうかもと本気で思えば思うほど、気持ちが凍り付いてしまうようです。

昨夜はその後、ずっと寄り添っていました。午前2時くらいになって、少し意識がもどったのか、頭を上げて私を見てくれました。お腹の音も静かになっていたので、ようやく落ち着いたようでした。

明け方近く、お水を飲ませてみたところ、喉が渇いていたのでしょう、よく飲んでくれました。その後ももう1回、お水を飲ませ、自分でおトイレに行くというのでドアを開けたところ、少しふらつきながらもトイレに行ってくれました。

一段と疲れている様子はあったものの、顔色は悪くなく、自分でもお水を飲んだりしていたので、昨日の反省を生かし、缶フードを一口分くらいずつ、時間をおいて与えてみることにしました。

午前6時と7時に一口ずつ・・・上手に飲み込んでくれて、嘔吐もありませんでした。ハジメ君はいつものように、ソファで寝てくれました。

午前9時に病院の予約をしていたのですが、調子が回復したので、連れて行くことにしました。8時に家を出る前に、もう一度自分でお水を飲んで、オシッコもして。

診察は一番最初だったようで、今日も点滴を2本(1000ml)と、抗生剤、止血剤、下痢止め、気管支拡張剤を入れてもらい、少し長く先生とお話しして、9時半ごろには終わったと思います。

診察が終わるころ、突然嘔吐したのですが、なにも吐かず、一回きりだったので、そのまま車に乗せました。最初は特に何もなかったのですが、10分ほど走ったところで、またも嘔吐が始まり、数回嘔吐して落ち着きました。

病院にUターンしようかという気持ちも頭をよぎりましたが、そのまま帰宅・・・。

車を止め、しばらくしてから様子を伺うと、落ち着いた様子だったので、車から降ろすことにしました。乗用車の後部シートなので、乗せる時はいいのですが、降ろすとなると大変です。自分で降りられないし、お腹を圧迫できないので、前足を引っ張って、無理な姿勢で降ろすことになります。

降ろすと同時に、またも嘔吐・・・・しかも、今度はなかなか止まりません。昨夜と同じでした。落ち着いてから、すぐに抱き上げて部屋に戻しましたけど、その後も何度となく嘔吐が続き、昨夜よりも苦しそう・・。

昨夜と同じく、腸がギュルギュルとなっているばかりか、グゥ~~~という、不気味な音が、胸のあたりから間断なく聞こえてきました。呼吸とタイミングが合っていないので、肺ではなく、胃がなっているようでした。両側に手を当てると左側だけに振動があったので(胃は左側)、胃の中に空気かガスが溜まってしまい、苦しくなっているみたいでした。

Imag1141s

痛みに強いハジメ君が、うめき声をだしていたほどだったので、よほど苦しかったのでしょう。泡のようなヨダレも大量にでていました。

病院に連れて行きたい気分だったけど、今動かせば、よけいに苦しくなるし、予想される処置といえば、レントゲン撮影とエコー・・・この状態では絶対無理・・・死んでしまうかもしれない。

そう思うと、このまま何があっても家で見守るしかないと決断するしかありませんでした。苦しむハジメ君を目の前にして、何もできなくて・・・。

30分以上たったころでしょうか、ハジメ君が突然立ち上がり、大きく嘔吐しました。黄色い水のようなものが出て、タオルでキャッチ。

するとその後、あのグゥ~という音が聞こえなくなり、強張っていたハジメ君の体から力が抜けた感じがしたのです。どうやら、胃の中のガスが嘔吐で抜けたようでした。

力が一気に抜け、ぐったりと横たわったままのハジメ君・・・少しほっとしたけど、このまま昨夜のように復活してくれるのだろうか・・・と、不安は残りました。

何時間か、ほとんど動かなかったのですが、歯茎には少し血色があり、足先も温かで、呼吸も荒くなかったので、きっと大丈夫って、ハジメ君が目を覚ますのを待ちました。

夕方・・・ハジメ君、立ち上がりました。そしてそのまま部屋をでて、おトイレに行き、大量のオシッコをしました。下痢はなし。

強い子です。本当に強い子です。

Imag1154s

リビングに戻すと、早速ソファに上がり、いつもの格好で寝てしまいました。安堵とともに、残りの時間が短い事を考えずにはいられませんでした。

昨夜と今日の発作の原因はわかりませんが、強制給餌したフードが消化されずに腸内で発酵し、ガスを発生させたのかもしれません。あるいは、腫瘍の影響で、腹部に圧力や力がかかった時に、胃腸が過剰反応したためかもしれません。

Imag1152s

強制給餌せず、病院にもいかず、静かに過ごさせてあげることが、やはり一番良いのかも・・・・そう思わすにはいられません。何をやったとしても、わずかな延命にしかならないのなら・・・。

肺炎になってしまうのだけは避けたいので、病院での注射は必要だけど、もう強制給餌はせず、お水だけにしてみようと思いました。そうすることが、何を意味するか、分かっているだけに、なかなか決断できなかったのですけど。

Imag1153s

私は、ハジメ君には一度だって「がんばって」とは言っていません。そのかわり「ポックリだよ」て言っています。今望むことはただ一つ、ハジメ君が安らかに虹の橋を渡ってくれること・・・。

「ハジが死んじゃったら、沢山沢山泣くけど、ハジは気にしないで天国へ行ってね。そしてサッと手続きを踏んだら、そっと戻ってきて、ずっとずっと一緒にいてね」

Imag1157s
ワカコさんとハジメ君。後ろ足の置き方が一緒です。

|

« 肺炎悪化 | トップページ | 平穏という選択 »

コメント

膵炎で点滴に通い続け、わずかの水しか摂れなかったコリーは、ずっとお腹がギュルギュル、グーグーと鳴りっぱなしでした。
また、気付くのが遅れてケンネルコフで亡くなったコリーは、最後は肺炎を起こしていたのだと思うのですが、水を飲んでも全て吐いてしまい、それがネバネバの泡状でした。その泡のせいで、水を飲んでも実際には胃まで届いておらず、脱水症状が進んで手遅れになったのだと思われ、もっと早く点滴に通えば良かったと後悔しています。

投稿: AW | 2013年2月21日 (木) 22:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 肺炎悪化 | トップページ | 平穏という選択 »